100年間守り続けた「質」に加え、私たちが培ってきた「粉体技術」を通してより皆様のご満足いただける小麦粉、大豆粉をご提供いたします。

お知らせ・レシピ情報

6月19日月曜日、昨年に続いて今年も愛知県立農業大学校の生徒さんらが、校外学習の一環として来社してくれました。





白衣に着替えて工場へ

小麦粉ができるまでを熱心に勉強します。

当社はもとより見学コースなんてものはなく、機械が回る大きな音の中での説明です。

さらに、さらに
自然の空調 ~ 冬は寒く、夏は暑い…(笑) ~ 工場ですので、さぞかし暑かったことと思います。




工場視察のあとは試験室での試食タイム

愛知県産小麦「きぬあかり」のうどんと、同じく愛知県産小麦「ゆめあかり」で作った冷やし中華を食べてもらいました。

「ゆめあかり」は昨年(平成28年)に愛知県の栽培奨励品種に認定されたパン用、中華めん用の小麦です。

パン、中華めんを良好な品質で作るためには、小麦たん白(グルテン)の量と性質が大きく関わっています。
欧米の冷涼な気候と乾燥した地帯において栽培される「硬質小麦」は高いたん白量と、弾力性、伸展性を持ち合わせており、パン用に最適だとされ、ほとんどが輸入に頼っています。

日本では唯一、北海道がこれらの気候に近く、「ゆめちから」などのパン用小麦が育成されてきました。
反対に、温暖で湿潤な気候に加え、水田での麦作となる愛知県では「軟質小麦」の栽培が中心でした。上記の「きぬあかり」はそうした愛知県を代表する小麦品種で、うどん用、製菓用に最適性を見せています。

その愛知県の気候条件、栽培条件に合うように開発されたのが、東海地方ではじめての「硬質小麦」である「ゆめあかり」です。
まだ市場規模の生産にはなっていませんので、テストキッチンで中華麺を試作し食べてもらいました。

おひるごはん前と言うこともあり、好評のうちに完食と相成りました(笑)。

聞けば、皆それぞれに卒業後の進路がすでに決まっているとのこと。
愛知県の農業をもっともっと盛んにして、良質な麦をいっぱい作ってください。

おつかれさまでした。